「努力は夢中に勝てない」という意識高めの人がたまに言っている言葉がある。
あれまじでそう。
今回の話はこれで終わりだ。
大学1年生でバンドサークルに片足を突っ込んでいた頃、周りの人たちの演奏技術もさることながら音楽に詳しすぎることに衝撃を受けた。
高校生の頃は自分の好きなジャンルについてはそこそこ聴いていたはずなんだが、俺が何を発言しようと全部知ってるし、向こうから言われたものはわからないものばかりだった。
俺は高校も行ってなかったし浪人もしてたから、シンプルに「え、人生でそんな音楽聴く時間あった?」ってなった。
時は過ぎここ1年ほど。
秋山黄色の話は散々このブログでしてきているが、あれをみていても思う。
そんなにギター練習する時間あった?
だから俺は才能で済まそうとしてた。
実際秋山黄色に音楽の才能があるのは間違いない。その上で努力してることも間違いない。
去年、プレステとスイッチを買ってゲームをやるようになった。
特にやっているのはApexとスプラトゥーン。
はっきり言ってどっちもめちゃくちゃむずいしめちゃくちゃストレス溜まる。
でもまたすぐやめるのも嫌だなと思って続けてる。
最近出会う人はなんかゲームやってる人が多くて、Apexなんか500レベが当たり前だし、ポケモンは発売2ヶ月で1ヶ月分のプレイ時間(720時間)だったりするし、ちょっとビビってた。
Switchって、公開する設定にしてればフレンドのプレイ時間を見れるじゃん。
スプラトゥーン2を1000時間くらいやってる友達がこれ見られんの恥ずかしいんだよな〜とか言ってた。
けどその友達の友達はスプラトゥーン6000時間やってるらしい。
Apexはプレイ時間1000時間がチュートリアルとか言われてる。
この間ダイヤ帯に到達した配信者のロッコクさんは5000時間プレイしているらしい。
いくらバカな俺だってここまでの事実があればさすがに気付くよね、
才能ってずっとやり続けることだよ。
音楽も、ギターも、ゲームも、スポーツだってなんだってそうだけど、すげえとこまで行くやつってたぶん多少嫌なことがあったとしても気付いたら数千時間それをやってんだよな。
俺がギター弾いた時間なんて何時間だろ。
100時間いってるかも怪しくね?
そりゃ雲泥の差が生まれるよ。
だからさあ、俺に足りなかったのって音楽の才能でもゲームの才能でもスポーツの才能でもなくて、シンプルに何か一つのことに熱中する才能なんだろうな。
何か一つのこと、5000時間できる人ってそんないる?
今計算したら5000時間って、丸208日だよ。
208日って1年の半分以上だぞ。寝ずにだぞ。
すごいね、俺も何でもやめてきた人生だから物事続けようって思ってたけど、自然に続けちゃう人たちは完全に別次元だよ。
俺もこうだったらいいのになあとか思うことすら烏滸がましいことに俺はようやく気付いた。遅いね。
今日も仕事はクソだったけど、また一つサラリーマンやる理由ができた気がするよ。