俺にだって忙しい日はある。
先週の水曜日は朝から荷物を取りに実家へ向かった。着くと妹だけいた。俺の部屋はだいぶすっきりしていて誰も使ってないんだとすぐわかった。
なんでこの日に来たかというとワクチンの予約があるからだ。14:30のワクチン予約までいることにした。そんなに持って行く荷物も多くないのでリビングでピクミンブルームをやっていた。妹に、それ面白いの？と訊かれたので、いや何が面白いかよくわからないけどとりあえずやってる、と答えたら「面白くないゲーム好きだよね？😅（笑）」と言われてしまった。心当たりが無いこともない。
妹が出かけるのと入れ替わりで母が帰ってきたので食事を恵んでもらってワクチンを打ちに行った。
打って5分くらいしたら、なんかお腹が痛くなってきた。副反応とは関係ないと思ってたけど気付いたら気持ち悪くなった。迷走神経反射の症状だ。怖くなってスマホ見るのはやめた。
15分経った頃にはだいぶ落ち着いてたけどこの後倒れたら怖いので一応看護師に声かけた。
血圧が普通だったからまあ大丈夫だな〜と思った。前抜糸したときは上が70台とかまで下がったけど普通に110超えてた。医者が診に来てくれて、俺と同い年くらいの人だったんだけどスマホケースがルブタンでなんか嫌だった。久しぶりに見たわルブタンなんて、まじであれ使ってる人いるんだ。
なんだかんだ落ち着いたので帰れた。そのまま美容院に向かった。
美容院って古臭い言い方だよ、美容室って言った方がいいよって言われたことがあるけどそうなの？コメントで教えてね。
美容室はいつも友達が働いてるところに行ってる。いつもとても上手に切ってくれるのでとても感謝しているし本当に大丈夫か？ってレベルで安くしてくれるので本当に大丈夫か？って思ってる。今度店を移るらしいのでがっつり正規料金を取ってほしい。上手なので。
終わってまだやることがある。前の日に行けなかった郵便局だ。着いたら残り1時間もなかったからまあまあギリギリだった。けどやっと受け取れた。バイク置き場の契約書だ。わざわざでかい郵便局まで取りに行かなくても近所の郵便局に運んでもらって受け取れたらしい。知らなかった。
帰ってテキストを作って契約書を書いた。
テキストでめっちゃ疲れてたのに契約書書いたのめちゃくちゃえらい。同時に塾講師の仕事の契約書も来ていたからそっちも書いた。大変だ。なんでかわからないが、実家にいるとこういうものを後回しにしてしまう。外に出て一人になると、やらなきゃって気になる。
が、バイクの契約者、書いて郵送するんだけど書いてた日が11月10日で提出期限が11月11日だった。
終わった。
次の日電話してなんとかなった。
次の日、ワクチンの副反応が夜中から既に出始めていた。明らかに発熱している。ロキソプロフェンをぶち込んでなんとか眠りについた。11時からは面接がある。
なんとか11時に起きられた。起きたら10時46分だった。疲れて寝てしまって風呂も入ってなかったしコンタクト入れる時間もなかった。なんとか、こういう奴いるな、って感じにして面接したけど給料が額面18万って言われてさすがに無理だなってなった。同じ内容でもうちょい高いとこザラにあるし。その場では言わなかったけど無理。
バカなので14時からも面接を入れてしまった。対面面接だ。普通に熱が38℃を超えていたが動けないことはないので向かった。
前日の夜にギリギリで履歴書を書いて送ったと思っていたらメールだけ送って履歴書を添付していないことに面接の10分前に気付いた。
本当に呆れる。なんで俺はこんなクソみたいなミスばっかするんだ。もう本当に嫌になる。イライラしてしょうがない。何にあたればいいかもわかんないけど入ったファミマでバカでかい荷物で通路塞いでるおっさんにクソ腹立ってぶつかりながら強行突破した。何か言われてたら確実にキレてた。
履歴書印刷しても面接には間に合った。ギリギリ。奇跡だ。よくわからないが面接までの待ち時間に全然知らないそこの会社の社員旅行の写真アルバムを渡されて見せられていた。全然知らない人が旅行してる写真、マジで何も感情が湧かない。
でもこの会社はとても良かった。IT系ではないが、まず給料が高い。そして社長が若い。そしてその社長が面接してくれたんだがとても良い人だった。バンドやってたけど挫折したり、そこから営業職やって独立したり、そこからも自力で道を切り拓いて行ったり、カリスマ性を感じる人だった。こういう人が俺は好きだ。出来ることなら入りたいなって思った。
全員にそうしているのかはわからないが、その1次面接の段階で次の最終面接の予約をしてくれた。次は最終面接だ。がんばりたい。
帰って休むかと思いきやワクチン翌日の俺はハードスケジュールだ。完全に忘れてて、この日のライブのチケットを取っていた。Fear, and Loathing in Las VegasのThe Animals In Screen BootlegⅠの完全再現ライブがある。
正直売れるなら売ったんだが、電子チケのために売ることが出来なかった。
チケット転売に関して正直思うことがある。
俺は正直元々チケット転売が割とどうでもいいと思ってる。というか、チケット転売にキレ散らかす奴がバカだと思ってる。そんなこと叫んだって別にお前の手にチケットは回ってこないし、需要の高いものの価格が上がるなんて至極当然の話。もちろん自分が行きたいライブのチケットが手に入らないことはすごく悔しいけど、転売なんて需要が供給を上回っているならあって当たり前のものだ。俺はそれで納得できる。というかそんなに行きたいなら金を出して買えばいい。転売のせいでチケットが取れない、ってのは正直、「そうなのか？」と思っている。転売する人間が消えたところでそこまでチケット倍率が下がるとも思えない。もちろん物によるけど。騒いでる奴、そのへんの根拠はあんのか？って思う。ほとんどの人は「転売屋が買い占めるからチケットが取れない」って言ってる人をSNSで見かけたから一緒になって叩いてるだけだと思う。
でもそういった動きにな対してアーティスト側も対応せざるを得なくなって、最近は電子チケットだのなんだので転売がしづらくなっている。
でも考えてくれ、転売反対勢の言い分っていうのは「本当に行きたい人がライブに行けなくなる」だ。
それ本当か？
「本当に行きたいけど、金が無い人は行けない」が正解じゃないのか？
と言えば、「正規料金で入れなくなる」だの「本来アーティストに入るはずのお金が入らなくなる」だのと言うんだろう。
じゃあ今の状況はどうだ？
本当に行きたい人がチケットを買った。本当に行きたいけどどうしても外せない用事が入ってしまって行けなくなった。本当に行きたい別の人に行ってほしいが、もう定価で譲る方法もなくただそのお金は無駄になる。本当に行きたくて予定も空いていた人は結局行けない。フロアには穴が出る。
全然プラスになってなくないか？
チケ取った人も、取れなかった人も、アーティストも、誰も得してない。これが本当に目指すべき「転売の無い世界」なのか？
形だけ高額転売ってものを抑えればそれでいいのか？違うだろ。
（もちろんここで俺がワクチンのことわすれててチケ取ったってのは置いといてね。本当に行きたかったけど行けなくなった人、の話ね。）
「本来アーティストに入るはずのお金が転売屋に」
これに関しては需要と供給を把握出来ていないアーティスト側にも問題があるだろ。値段を上げるなり、キャパを増やすなり、手元にしっかりお金が入るよう対策すればいい。転売が横行するほど売れてんなら。
まあこれはほとんどファン(自称)が言ってるだけだからアーティスト側がどう思ってるのかは知らないけど。
ってわけで最近の「てんばいたいさく」にはだいぶ疑問を感じている。リセール期間ってのも限られてるしなかなか通知されないし、リセールが行われない公演も多い。今までチケを流したことなんてなかったけど、ここ1〜2年で急にそういうのが出てきた。
だから俺は熱があったがライブに行った。37.5℃以上は入場できないらしいが、ロキソプロフェンをぶち込み、なんとかいけるだろ精神で会場へ向かった。
入れた。やった。
ライブは素晴らしかった。副反応でぼーっとしていたせいなのか、始まる前はなんだか初めてライブに来たような気持ちになっていたし、始まってもあまり現実味がなかったが、セトリが良すぎて後半はブチ上がってた。オルスタでみたらすごいんだろうなあと思った。
友達はいない。終わったら秒で帰った。いつもライブ行く度に、ツイッターで友達作れたりしたら楽しいんだろうなあと思っている。その点、気の合う人に出会えた乃木坂46のヲタクアカウントは恵まれていたなと思う。
ライブが楽しすぎて副反応なんてぶっ飛んでいたが、帰って寝て次の日起きたら余裕でダウンだった。金曜は一日寝ることになる。一件だけ電話面接をして、「話しててすごい内定たくさん取れそうだなって思います！」って言われたけど今日お祈りメール来てた。ありがとうございました。
